Thin Line between Love and Hate
当時の私は彼女に決してぞっこんでは無かった。なぜか?この馬は強いのか?弱いのか?わからなかったからだ。今思えば、その頃の牝馬の使い方はものすごく難しく、その中で長い間牝馬で現役を続けてきたのだからすごい馬であることは間違えない。
彼女の事で一つだけ後悔をしていることがある。それはドバイへ応援に行けなかったこと。そして現地での出来事を共有できなかったこと。だから自分の馬は、無理をしてでも現地へ応援に行きたいと思っている。
そして殿下が彼女の死を哀れんで、追悼レースを施行した。それからかな、ダーレーやゴドルフィンの応援をはじめたのは・・・
最後にうちの子に牝馬が多いのはきっと彼女のせいだと思う。こんな波乱万丈な人生をともにできる馬主は、馬主冥利に尽きるなと当時思ったから。今の原点がたくさんあるように思える。
最後に中野調教師のお言葉
「彼女はモナリザ。その強さの秘密は永遠に謎」
なかなかしゃれている。
今の季節、雪の東京競馬場を見ると彼女を思い出す。
まさにこのタイトルが私のホクトベガに対する心情をあわしているかな?
曲をリンクしておくので、興味があったら聞いて下され。
Thin Line between Love and Hate / The Pretenders