淀の桜
フランキー、キーレン、ミック、豊、的場さん、・・・・
いや私は迷わず、田原成貴さんです。
あの神がかりで芸術的な騎乗は本当にすごい気迫を感じた。私が会ったのは騎手の晩年で、新人の時は本当にすごかったと記事で読んだ。その騎乗が見ることができず残念だ。そして騎手になるために生まれてきた人。なのでもう彼も人生が終わってしまったようだ。それも残念。
いくつか思い出すのが淀の桜・ワンダーパフューム。当時はライデンリーダー一色の桜花賞でみんな彼女を応援していた。そして阪神淡路の震災でイレギュラーの淀での桜花賞。ピンクの帽子、ピンクの勝負服の桜に包まれたワンダーパフュームが外枠でレコード勝ち、これが阪神なら勝ってなかっただろう。ライデンリーダーを応援していた私は本当に圧倒された。
そしてそんな桜が散った時も覚えている同じ京都競馬場。淀の第三コーナーで競走中止。大川慶次郎が何とか大丈夫じゃないかなテレビで言っていた。しかし彼は優しいから結末を分かっていたんだろうな。ライスシャワーと同じ場所で亡くなり、誰かしら「彼女死は残念だけれど、彼女はライスの嫁に行ったんだよ」と。東男と京女。良いカップルかも知れない。(合掌)
桜の季節になるといつもワンダーパフュームを思い出す。そしてときどきあの頃に戻りたくなる。本当に不思議な香りがする馬でした。桜の香りかな・・・
そして今年の桜も無事を願うばかり。