本日、香港返還から20年を迎えたそうです。
返還前から香港へ、しかも競馬場に行っているので20年以上、香港競馬を見てきたことになります。自分でもすごいと思います。
香港の競馬の印象は?と言われるとやっぱり
バグパイプ
です。昔の沙田競馬場で、「次の競馬が始まるよ~!」の合図が、バグパイプの音色でした。この音色が、とても素敵な競馬場でした。返還後もこの儀式を少しやっていたと思います。その後行った、イングランドの競馬場では、その光景を見たことがありません。スコットランドの競馬場にはあるのかも知れませんが、香港独特の光景だったみたいです。バグパイプの音色を聞くのは、本当に楽しみでした。
当時の沙田競馬場の雰囲気は、昔の大井みたいで、スタンドも吹き抜けで、ローカル感が満載でした。
香港の中国返還くらいから、香港カップの前進のレース、香港国際カップ(芝1800m)が設立され、国際グレードを取り、他の香港国際ヴァーズと香港国際ボールができました。世界標準化のために香港国際ボールが、香港マイルと香港スプリントの2つの競争になり、さらにカップの距離も2000mになり、香港初の国際G1とました。今では当たり前と思われるかも知れませんが、アジアで国際G1が取得できることは大変な事でしたよ。東アジア地区で、香港カップ以外の国際G1は、ジャパンカップしかなかったですから。JRAとは、兄弟の様に成長してきたのがわかります。
今でも返還前に競馬場に行った時のマークカードを持っています。今では、香港ジョッキーズクラブ(HKJC)ですが、当時はRHKJCでRがついているんです。
競馬会からRが抜けて、競馬場からバグパイプの音色もきえて、街中に出回るお金にエリザベス女王も見なくなり、今後はどこへ行くのでしょうね。競馬だけは、継続して見に行きたいです。そして、いつの日か、自分の馬(一口馬)で、香港のG1を勝ちたいです。なんて思う香港返還のニュースでした。
(おまけ)
やはりありました。香港返還20周年記念カップ競争。
香港競馬20年のビデオが結構面白かったです。